受賞プロジェクト

Award-winning Projects

優秀賞

[優秀賞] デザイン経営×牧場一貫経営「TOMMY BEEF」

受賞プロジェクト

デザイン経営×牧場一貫経営「TOMMY BEEF」

受賞団体

有限会社 佐賀セントラル牧場

受賞代表者

吉原 龍樹

デザイナー

吉原 龍樹

プロジェクト概要

有限会社佐賀セントラル牧場が、この先の未来を切り開くために進めている経営革新となるプロジェクトです。50年後を描ける牧場経営を目指しています。牧場直営店舗「TOMMY BEEF]の開業により牧場直営店舗として自社販売が可能となりました。
経営理念を新たに作ることからはじまり、自社のストーリーに合わせたデザインを構築していきました。単に見栄えが良いものとしてのデザインの活用ではなく、自社の強みや想いを可視化し、ブランド力を向上させるためにデザインを活用しています。
TOMMYBEEF以前の自社の牧場経営は、子牛を購入し肥育期間を経て市場に出荷をするという一般的な畜産業の流れをとっていました。自社販売という新しい挑戦は、単に収益の向上を目的したものではなく、自社の牛肉の特性を知り、もっとも「美味しい」形を追求したうえで加工並びに販売を行うことが目的です。 自社の事業の継続性だけではなく、地域循環型農業の持続性もデザインの力を活用して作り出していきたいと考えています。「50年後も活気のある農業」を目指しています。

特徴

経営理念「farm to table」/生産・加工・販売までの牧場一貫経営にデザイン経営を取り入れた取り組み
1.牧場から販売までの想いをストーリー化すること
2.既存の価値決定基準とは異なる価値を定義し、強みを可視化すること
3.自社の強みをデザインで最大化すること

パネルデザイン

スライド

ホームページ

https://tommybeef.jp

審査委員講評(馬場 正尊)

小さなテーブルの上に乗ったお肉を味わうことから、地域の未来を、そして日本の農業の未来までを展望している、スケールの大きなプロジェクトだ。白石にトミービーフがあることで、いろんな出来事、風景が生まれ、様々な人が巻き込まれていく。そして何より、その一つ一つのアウトプットが優しくて、かっこいい。農業が地域の風景をデザインしていく。時代の到来を告げている。

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